これまでLUCKY SOCKS(ラッキーソックス)ではコットン100%の靴下というのはできるかぎり避けて通ってきたところがあります。というのも靴下の生産を始めるときにいちばん最初にご縁のあった工場さんと取り組んだのが綿100%の靴下でその質感は最高に良かったのですが履くとなんせ汗っかきの足にまとわりついて不快感しか残らないものでした。なんとか改善を図るべくほかのやり方がないかいろいろな提案をしたのですが素人の図々しさが災いしたのでしょう、その後関係がうまく続かなかった苦い思い出があります。いま思えばまぁまぁ面倒なことを頼んでいたので当然だなと感じる一方で似たような無理難題に応えてもらっているいまの工場さんには頭が下がる思いです。それからというもの綿100%の靴下にはなんとなく苦手意識があったのですがこのサーマルソックスを作ってみてその考えに変化を与えることができました。デザインの一部にもなっている凹凸のある生地がほどよく空気を含むので足裏にべっとりとはりつく感じが少なくワッフル地は思いのほか靴下に合うんじゃないかと思っています。見た目もちょっと野暮ったくてそのどん臭さがかえって好きだったり。できればこのまま定番になってくれることを願っています。
ホワイト
エクリュ
ブラウン
レッド
グレー
ダークグレー
COTTON THERMAL CREW SOCKS
この靴下は細くしなやかな綿糸を表糸に100%使った生地でできています。定番のミックスリブソックスに比べてほんの少し薄手で凹凸のあるワッフル生地はふっくらとした肌ざわりが特徴です。 古いインナーウエアに見られるようなリブを模した履き口以外にはゴムを入れず、ゆったりと甘く編むことでとても柔らかい履き心地に仕上がっています。丈の長さはSサイズで踵から約26cm(Mは約28cm、Lは約30cm)ほど。綿糸のなかでも上質な素材を使うことで洗っても硬くなりにくく柔らかさが長続きします。夏場は肌離れがよく冬場は温かい空気を含むワッフル生地は靴下にもぴったりの素材です。カラーは幅広いコーディネートに合うよう落ち着いたトーンをそろえ、差し色のレッドもアクセントとして使えます。当たりくじ付きでギフトにもおすすめです。
ワッフル生地について
サーマル(thermal)には「熱の、温度の、保温性のある」といった意味があり、衣類用語ではシャツの種類のことを差しますが現在ではワッフル生地のカットソーのことをサーマルカットソーと呼ぶようになりました。ワッフル生地はその名のとおりお菓子のワッフルのように表面に格子状(またはハニカム状)の凸凹模様があるのが見た目の特徴です。凸凹があることで伸縮性に富み、肌との接触面積が減るため汗をかいても素肌にべとつかず夏でも快適に過ごすことができます。また凸部に空気を含むことで保湿性を高める効果もあるのでシーズンを問わず活躍する生地として衣類だけではなくタオルや寝具といった身近な日用品にも使われています。こうした効果はつまり靴下にももってこいなのです。